業務用エアコンの交換時期とタイミングについて

設置場所やメンテナンスによっても変わりますが、業務用エアコンの物理的な寿命はおおよそ10～15年とされています。飲食店や工場など、油や埃の多い環境では耐用年数が短くなる傾向があります。また業務用エアコンはメンテナンスを前提にしていますので、メンテナンスを一切していない場合では5年ほどで故障してしまうかもしれません。修理と交換のどちらが良いのかについては、基本的には交換のほうが費用面でお得です。

設置してから年月が経っているものだと、修理に必要な部品が調達できずに修理が不可能な場合があります。また修理が可能であっても修理費と購入費に大きな差がないときは、新しい業務用エアコンほど光熱費のランニングコストが低くなるため交換がお得になります。もちろん保証期間内であれば修理のほうが良いでしょうが、保証期間を過ぎている場合は交換を考えましょう。専門業者に一度確認してもらうと確実です。

業務用エアコンは、必ずオフシーズンにチェックしておくようにしましょう。家庭用と同じく、買い替えや修理は夏や冬を迎える季節に集中します。そのタイミングにぶつかると、スムーズな交換ができない恐れがあります。さらにオフィスや店舗となると設置前に調査が必要になることもあり、最悪の場合しばらくエアコンなしで業務を行わなければならなくなるかもしれません。

定期的な使用が故障を防ぐ方法でもありますので、オフシーズンの試運転がてら状態を確認しておくことが重要です。